会席料理

同音異義の「懐石料理」と混同しやすい「会席料理」ですが、これこそ、結婚式やちょっとした宴会、旅行先などで非常に馴染みが深い和食のスタイルです。
和食といえば、この会席料理を指すほど、ポピュラーです。会席弁当もおなじみです。
他の和食スタイルに比べ、食べる順序や作法は緩いのですが、全く何も知らないようでは、恥ずかしいものです。食べる機会が多いスタイルだけに、基本のマナーはしっかり抑えておきましょう。

料理の出し方や、順番は、店によって違います。関西・関東・地方で、お料理の名が変わるものもあります。
一汁三菜が基本で、品数は特に決まりはありませんがお酒を中心とした配膳になっています。
最大の特徴は最初にお酒が用意されることで、そのため、ごはんと汁は最後になります。
歴史も浅く、江戸時代中期の俳諧の席(会席)で出された料理が会席料理の原点です。
本膳料理の堅苦しい作法は取り除き、食事を楽しむという考えのもと考案されたスタイルです。

精進料理

あまり普段の食事でなじみはありませんが、近頃「ヘルシー」ということで、世間の注目を浴びている精進料理です。
精進料理の最大の特徴は、肉や魚、鳥などの「動物性の食材は一切使わない」ことです。油も植物性、だしも昆布やしいたけを使います。

仏前の供え物から僧侶が作った料理が発展したもので生き物を殺すことが禁じられていたため、動物性の食材は使用されないのです。精進とは「悟りの道を求める修行」の意味があるんです。
それでも、育ち盛りの修行僧は肉や魚を食べたいので、調理法を工夫したソレらしきもの、いわゆる「もどき」がたくさん存在します。これも、精進料理の特徴と言えるでしょう。
精進料理でもっとも大切なことは、食材を大切に扱い、食べ物に感謝をすることです。食前、食後には深く合掌をし、食事を残すことは許されません。

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