中国料理

中国料理は、一口に中国料理といっても、たくさんの種類があります。
あれだけ広い国ですから、風土や気候はもちろん料理に使う材料も、食文化も大きく違うのが普通です。 地方別に分けると、36以上の料理法があるのですが、その中でも、四川、
広東、北京、上海、 この4つの料理が日本では馴染みが深いもので、4大料理と呼ばれています。
でも、本格的な中国料理をコースで頂く機会はあまりありませんよね。
ちょっと高価なイメージもありますが、中国料理のコースを存分に楽しむために、基礎は抑えておきましょう。

お箸の使い方

中国料理の場合、食べるツールがお箸ということもあって、気構えることなくお料理を楽しむことができますが、いつもの和食のような使い方で、マナー違反にならないのでしょうか?中国料理にには、中国料理のマナーがあるはずです。いつものつもりで使う前に、正しい使い方をチェックしておきましょう。
特に注意したいのは、器の使い方で、最も大きな違いは「器を持ち上げない」ことです。
取り皿に取る時も、持ち上げずに、置いたまま。器は1皿に1品、使い終わったら、新しく取り替えます。
お箸も、右手だけで持ちます。両手を使って取り上げることもしなくて良いのです。
もうひとつ、スプーン代わりになるれんげですが、指でつまむように持ちます。汁そばなどを頂く場合には、れんげを受け皿代わりにして、上品に頂きます。

中国料理のコース

一般的なコースの流れにはそう大差はないのですが、盛大なおもてなしの心から、品数が多いのが特徴です。
お料理の味付けもどんどん濃厚になっていきます。品数も、縁起がよいとされる偶数が一般的です。
前菜、スープ、主菜(大菜)、ご飯物、点心、デザート。これが、一般的なコースの流れです。
注意しておきたいことは、主菜と書かれていても、1皿だけではないことがほとんどです
。 コースのメニューが少ないな~と思っていたら、主菜で4~5皿運ばれてくるなんてこともありますから、コースをオーダーする時には、品数の確認を忘れないようにしたいものです。
メニューは大皿で盛られたものを取り分けていただきます。
ですから、同席者と相談して、オーダーするコースを統一する必要があります。

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